お正月の縁起物 凧が約100点

お正月の縁起物
凧が約100点


 お正月といえば、凧あげ。大空に舞い上がる姿は縁起が良く、飾ることで火の難を逃れるとされている。福知山市猪崎、三段池公園にある福知山市児童科学館では現在、北は北海道から南は沖縄まで、全国各地の凧を集めた恒例のお正月特別企画「日本各地の凧展」が開かれている。


福知山市児童科学館で開催中!
「日本各地の凧展」
1月27日まで



 凧の展示のルーツは平成2年(1990)頃までさかのぼる。市内在住で旅行会社に勤めていた芦田美代子さんのコレクションを飾ったのが始まりだった。凧展として今のような形でやるようになったのは平成14年。その後、平成23年に芦田さんから約100点の凧の寄贈を受け、恒例のお正月企画として今日まで続いている。


東京都 「江戸奴凧」

 凧の起源は中国とされ、平安時代に朝鮮を経て日本へと伝わった。もとは武具として、合図やのろしなど、通信に使われていたという。それが江戸時代になって五穀豊穣、魔除けなどの縁起物として一般庶民のあいだでも広まり、全国各地にさまざまな凧が生まれた。


秋田県 「男ベラボー」


長崎県 「バラモン」

 凧展では日本各地の凧約100点を、北は北海道から南は沖縄まで地域ごとに展示している。中でも十二支が描かれた高知市の《干支凧》はこの展示のシンボルで、その年の干支、今年は「亥」が最初に飾られる。


高知市 「干支凧」

 ほかに「鶴」「亀」の文字が書かれた島根県の《出雲大社祝凧》、山口県下関市の《ふく凧》、「寿」の文字が描かれた愛媛県五十崎(いかさき)町の《文字凧》など祝い凧。北海道函館市の《いかのぼり》、秋田県能代市の《男ベラボー》、東京都の《江戸奴凧》、愛知県安城市の《蜂》《蝶》、福岡県北九州市の《戸畑雛凧》、長崎県五島市の《バラモン》、沖縄県の《カブトウー》など。祝い事、祭り、町印など、庶民とのかかわりの中で伝統を作り上げてきた背景や優れた筆致、色彩感覚を感じることができる。


愛知県 「蜂、蝶」


沖縄県 「カブトウ-」

 「日頃なかなか見られない貴重な凧もたくさんあります。ご家族おそろいでお越しください」と同館の辻本勝館長は呼びかけている。


会場を案内する辻本館長


日本各地の凧展
【期間】 開催中~1月27日(日)まで
【場所】 福知山市児童科学館(福知山市猪崎377-1 三段池公園内)
【時間】 9:00~17:00(入館は16:30まで)
【入館料】 おとな(高校生以上)310円、こども(4歳~中学生)150円
【休館日】 毎週水曜日  
【問い合わせ】 TEL0773-23-6292


会場