但馬豊岡が近くなった

北近畿豊岡自動車道
日高神鍋高原IC開通
但馬豊岡が近くなった!

 
 丹波と但馬が近くなった。北近畿豊岡自動車道が豊岡市まで到達。舞鶴若狭自動車道春日IC(インターチェンジ)から豊岡市日高町まで信号無しのノンストップで行けるようになった。
便利になった日高には、神鍋高原をはじめ様々なお出かけスポットがある。

 

お出かけスポット 周囲にいっぱい


 北近畿豊岡道は全長約70㌔の自動車専用道路。一部区間(遠阪トンネル、普通車310円)以外は無料で走行できる。舞鶴若狭道と丹波市春日町でつながり、朝来市を経て養父市の八鹿氷ノ山ICまでの50.1㌔が開通していたが、今年3月25日に豊岡市日高町の日高神鍋高原ICまでの9.7㌔区間が、新たに開通した。豊岡の「入り口」とも言える場所で、神鍋高原や出石城下町、旧市の中心市街地にも、ほど近い。
 日高神鍋高原ICは神鍋高原へ向かう国道482号につながっていて、養父と豊岡を結ぶ国道312号にも近い。ICを下りて右折すると、すぐ豊岡市立歴史博物館-但馬国府・国分寺館-(豊岡市日高町祢布)。左折すると、植村直己冒険館(日高町伊府)がある。

 

植村直己冒険館
世界中に勇気と感動
古里の偉人の足跡紹介


 日高は国民栄誉賞を受けた世界的冒険家、故・植村直己さんの古里。植村さんは1970年に日本人初のエベレスト登頂を果たし、世界初の5大陸最高峰登頂者にもなった。ほかに北極点犬ゾリ単独行を成功させるなど極限の地に挑み続け、世界中の人に勇気と感動を与えてきた。

 
 冒険館には、そんな植村さんが実際に使用した犬ゾリや登山用具など貴重な品々が多数展示してある。誰からも好かれ、すぐに現地の人たちの中に溶け込んでいったこと、人びとが長い年月の中で培ってきた自然の知恵や工夫を大切にしてきたことなどが、遺品や資料から伝わってくる。
 特別メモリアル企画展「マッキンリーに眠る植村直己」、「植村直己語録×黒田征太郎原画展」を現在開催中。
 水曜休館。大人550円、高校生200円、小中学生150円。TEL0796-44-1515

 

豊岡市立歴史博物館
旧石器時代から国府・国分寺まで
いろんな企画展も開催

 
 日高は歴史の深い地域でもある。天平13年(西暦741)に聖武天皇が但馬国分寺を建立。奈良時代後期から平安時代初期にまたがる延暦23年(804)には、但馬の国府(いまの県庁のようなもの)が日高に移された。国府跡(神布ケ森遺跡)の隣に建てられたのが豊岡市立歴史博物館-但馬国府・国分寺館-。市内で出土した旧石器時代から平安時代までの資料を展示しているほか、但馬国府や国分寺の調査成果も公開している。
 6月27日(火)までは企画展「斎藤畸庵の軌跡-城崎が生んだ幕末~明治の南画家」開催中。7月11日(火)まではミニ企画展「お菓子の歴史ものがたり」も併催中。


 水曜休館。大人500円、高校生200円、小中学生150円、65歳以上250円。TEL0796-42-6111

 

四季のリゾート 神鍋高原の入り口


 北近畿豊岡自動車道8番目のICとなった日高神鍋高原ICは、その名の通り神鍋高原の入り口にある。接続する国道482号を西に車を走らせると、すぐに爽やかな風が吹く高原へさしかかる。


 冬の間スキー客でにぎわった後、これからの季節は火山群が作った自然の芸術「神鍋溶岩流」を散策するのもよし、全但バス但馬ドームでスポーツに汗を流すのもよし。四季を問わず思いっきり体を動かせるリゾート地になっている。

 

但馬ドーム
のびのびスポーツ


 全但バス但馬ドームは野球もできる高い天井の全天候型アリーナをはじめ、サッカー・ラグビーの公式戦ができる芝生グラウンド、インラインスケートパークや子どもたちも喜ぶ環境発見遊具(無料)など様々な施設がある。


 時間や料金などは問い合わせを。TEL0796-45-1900

 

床瀬そば
「三たて」でおもてなし

 
 但馬ドームから車で約10分。谷あいの集落に人気のそば店「床瀬そば」(豊岡市竹野町椒)がある。「村おこしに、やってみよう」と婦人グループで1980年に始め、高齢化などもあって現在は田中律也さん(44)が店長となって切り盛りしている。
 そば職人は弟の昌樹さん(38)。自家製粉のそば粉を「ひきたて、打ちたて、湯がきたて」の三たてで作り上げる。つなぎに神鍋の自然薯を使うのも特徴。

 
 客をもてなすのは母の初美さん(66)。「遠いところを来ていただくのをありがたい」と思って接客をし、心を込めて季節の料理を調理する。

 
 そばは810円。関宮のヤマメなどが付くセットは2646円。7品のコースは3726円。不定休で時間は午前11時~午後5時。なるべく予約を。TEL0796-48-0406

 

高砂屋製菓
風味豊かなとち餅


 神鍋土産に買って帰りたいのが、国道482号沿いにある高砂屋製菓(豊岡市日高町十戸)の「とち餅」。三代目の藤原正利さん(46)が毎朝4時ごろから木臼でつき上げてこしらえ、その日に売り切る人気の商品。午後3時ごろには品切れになっていることが多いという。
 但馬産の栃の実と自家栽培の餅米で作り、豊かな風味が口いっぱいに広がる。
 つぶ餡(あん)入り(大福)が6個パック756円、餡なしが12個パック1080円。餡なしはぜんざいに入れたり、焼いて砂糖醤油でいただくのもおすすめ。
 無休で時間は午前8時ごろ~午後7時ごろ。夕方以降にとち餅を買いたい場合は事前に電話を。TEL0796-44-0859