せんべい、おかきができるまで

 

工場見学

-せんべい、おかきができるまで -
株式会社播磨屋本店 豊の岡工園(兵庫県豊岡市)
「御やきもち」「はりま焼」の 製造工程を見学
    
京風のはんなりとした味わいで人気の「はりま焼」、丹波黒大豆がぎっしりの「御やきもち」、サクッとした食感がくせになる「朝日あげ」。
米菓の製造販売で全国に知られる株式会社播磨屋本店(総本部・朝来市和田山町)の人気商品ベスト3である。
みんな大好きなせんべいやおかきがどのようにして作られているのか。
豊岡市神美台にある同社豊の岡工園を訪ね、その工程を見学した。
豊の岡工園は、菓子の神様として知られる中嶋神社のすぐそば、豊岡中核工業団地にある。
豊かな自然に囲まれた工場で、コウノトリがやって来ることもあるという。

正面の建物に直売所があり、 今日案内していただく店舗スタッフの樫本怜子さん(写真)と出会う。
工場見学はこの建物の2階。
自由に見て回ることができる。







 工場見学の最初に、これから見学する工場のジオラマ模型を見る。
だいたいの様子を確認したらいよいよ見学に。
通路の一番奥にある「もちつき場」からスタート。
それぞれの工程を示す看板が上がっていて、ボタンを押すとアナウンスが流れる仕組みになっている。  
ここでは人気のおかきのひとつ「御やきもち」の製造工程を見ることができる。


せんべいとおかきの違い せんべいもおかきも米から作るお菓子。
でも、せんべいはうるち米、おかきやあられはもち米が原料。
そのためそれぞれの作り方は違う。

 
1.もちつき場
[浸漬]もち米を一晩イオン処理した冷水に漬ける。
雪国中心のうまい米を使うのがおいしさのひみつ。
[蒸し]もち米にやさしい羽釜蒸気で蒸し上げる。
[搗(つ)き]蒸し上げたもち米を昔ながらに杵(きね)で搗く。
黒大豆は別に蒸して、搗きこむ。
これを箱に詰め成形するのだが、同社では昔ながらの木箱を使っている。


2.もち冷蔵庫

[冷蔵]搗き上がったもちを裁断しやすくするため2~3日間冷やして固める。
[裁断]固まったもちをそれぞれのおかきの厚さに切る。
「御やきもち」は約4mm。


3.一次乾燥場
お米がお菓子になるまで1週間かかる。

 
4.仕上げ乾燥場
[乾燥]裁断した生地は乾燥、寝かしを3~4日間繰り返しゆっくりと乾燥させる。
時間をかけて乾燥させることで、さっくりおいしい食感が生まれる。



5.焼き場
[焼き]ガスの直火で表裏こんがりと焼き上げる。  
「御やきもち」のほか、「はりま焼」「おかき皇(おう)」のラインが見学できる。
それぞれに火力や時間、焼き方が違う。
「御やきもち」は1時間に最大3400枚焼ける。


6.味付場

[味付け]しょうゆやサラダ油などでそれぞれの味を付ける。  
「はりま焼」の淡くやさしい味わいは、兵庫県たつの市のうす口しょうゆが決め手。


7.包装場
[包装]割れたり湿ったりしないように1枚1枚個包装する。
最後は人の目と手で確かめる。
ここでは熟練の技を持った人が支えている。


「はりま焼」などせんべいの作り方
[浸漬]うるち米を3時間冷水に漬ける。
[製粉]十分に水分を含んだうるち米を粉に挽(ひ)く。
[蒸練]製粉したうるち米の粉を羽釜蒸気で蒸しながら練り上げる。
[成型]それぞれのせんべいの形に型抜きする。
[乾燥]
成型した生地をスパイラル乾燥機で連続的にじっくりと乾燥させる。
[焼き]ガスの直火で表裏こんがりと焼き上げる。
「はりま焼」は、この行程から先が見学できる。
[味付け]しょうゆやサラダ油などで味を付ける。
[包装]割れたり湿ったりしないよう1枚1枚個包装する。


1階では、せんべいやおかきの直売も行っている。


2階のカフェラウンジで自家焙煎の挽き立てコーヒーと一緒に試食ができる(無料)。


 株式会社播磨屋本店 
豊の岡工園

豊岡市神美台1番地1号
TEL0796-26-0001
時/10:00~18:00
料/無休
(12月31日~1月3日は除く)






工場見学の案内
内容/生産ラインの見学(所要時間15分~30分)
※工場休日の場合は一部無人となる
見学可能人数/1名~ 
※予約なしでも受け入れ可能だが、団体は予約を
料金/無料

 

いずれも2014年5月10日現在の情報です