市街地の絶景が広がる 美人の湯を訪ねる

 

市街地の絶景が広がる
美人の湯を訪ねる
大家族の湯・小野小町温泉


 厳しい寒さに襲われた年末年始だが、本番はまだまだこれから。
そんな時にうれしいのが、体をしんから温めてくれる温泉。
タウンタウンエリアにもたくさんの名湯がある。
日本海を眺める海辺のいで湯、山ふところにいだかれた秘湯、
これらの温泉の良さは言うまでもないが、今回は交通至便な市街地にある、2つの“美人の湯”を訪ねた。


由良川の流れを見おろす、
美肌の天然温泉
京 綾部ホテル
「大家族の湯」

道沿いに立つピンク色のクジラのイラストが描かれた看板は、京 綾部ホテル「大家族の湯」をPRするもの。
群をなして移動するクジラのように、家族、友達、カップルで利用できるお風呂でありたい。
また、マスコットキャラクターのピンクのクジラ「そらくじら」は、自慢のパノラマ天空風呂にちなんで名づけたという。

「大家族の湯」は同ホテルの隣に2012年12月にオープンした天然温泉である。泉質はナトリウム−塩化物温泉。いわゆる等張性弱アルカリ性低温泉で、ほどよく皮脂を溶かして角質を軟化させ肌をすべすべにする美肌効果がある。

 温浴施設は建物の上部に設けられており、男女それぞれに13種の風呂と2種のサウナを完備している。
男女施設が全く対称に造られているので場所の入れ替えはない。
主湯・ジェット風呂・電気風呂・水風呂・サウナ・塩サウナと広い洗い場が屋内にあるほかは、歩行浴・炭酸風呂・薬師湯・ミルキー風呂・壷風呂・腰湯・足湯・パノラマ天空風呂・寝湯がすべて露天になっていて、空に抜ける開放感が大きな魅力となっている。

 
■パノラマ天空風呂


■由良川の流れや市街地が見渡せる

その中でもパノラマ天空風呂からは、眼下にゆったりと流れる由良川や青色の塗装が目を引く綾部大橋、その向こうに綾部の市街地が広がる自慢の景色が満喫できる。

 入浴後は、和食、中華、めん類などがホテルで味わえる。
また、和食またはチャイニーズレストランでの食事と温泉入浴がセットになったお得な日帰りプラン(2500円、3500円。2人より。前日正午までに予約)などもある。


所/綾部市味方町倉谷13
TEL0773-40-2619
営/7:00~23:00(最終受付22:00)
休/年中無休
料/大人700円、中人(小学生)400円、小人(0歳~未就学児童)200円
Pあり




小野小町が晩年を過ごした、
静かな里の美人の湯
セントラーレ ホテル京丹後
「小野小町温泉」
 
■露天風呂の向こうに小さな花壇がある


■純和風の庭園の一角にあるサウナ(左)と水風呂

京丹後市大宮町は平安時代の六歌仙の一人で、絶世の美女と言われた小野小町が晩年を過ごした所。
町の北東部にある五十河には、小町の墓と伝えられる小町塚や、小町が開基したという妙性寺があり、一帯が小町公園として整備されている。
 この絶世の美女から名づけられた「小野小町温泉」を訪ねる。

ホテル正面

国道312号を北進すると、右手上に見えてくるガラス張りのしょうしゃな建物が目印。
セントラーレ ホテル京丹後自慢の「風のチャペル」である。同ホテルは、結婚式場・レストラン・テニスコートなどを備えた丹後を代表するホテル。幸せの出発点にふさわしく「恋人の聖地」にも選ばれている。
 小野小町温泉は同ホテルの中に設けられた一施設で、立ち寄り入浴もできる。
泉質は、ラドン−ナトリウム−炭酸水素泉、いわゆる弱アルカリ性単純温泉である。
湯温は33度で、それを沸かして使っている。神経痛、慢性皮膚病、運動機能障害などによい。
 男女2か所の浴場にはそれぞれ、大浴場、ジャグジー付きの寝湯やうたせ湯、屋根付きの露天風呂があるが、このたび露天部分をリニューアル。
右側の露天部分は純和風の庭園に、左側は花のある庭園に造り替え、それぞれに以前から要望が多かったサウナを新設した。
そこには、石の灯籠、かえるやかっぱの置き物、自然石などが配されているが、これは丹後の旧邸宅の庭に使われていた貴重なものだという。
 
温泉から見る大宮・峰山の夜景

 また、周辺の見晴らしも良くなり、国道312号沿いに広がる大宮、峰山の夜景や、たくさんの畑がパッチワークのように広がることから、地元の人が「プチ富良野」と呼ぶ国営農地の景色もよく見えるようになった。
 左右の浴室は、毎朝男女が入れ替わる。宿泊すると両方の湯が楽しめるようになっている。

所/京丹後市大宮町三坂105-15
TEL0772-68-1122
営/6:00~23:00
(最終受付22:30。9:00~10:00は 清掃のため利用できない)
休/年中無休
料/大人(中学生以上)600円、小人(4歳~小学生)400円
Pあり