ダムとモミジが作り出す紅葉名所大野ダムを訪ねる

 

ダムとモミジが作り出す
紅葉名所

大野ダムを訪ねる


  
芦生の原生林や美山川の清流など豊かな自然とかやぶき民家が、懐かしい日本の原風景を今に伝える南丹市美山町。
四季折々に美しい姿を見せるこの山あいの町で、秋の楽しみといえば紅葉。
大野ダムは京都府でも屈指の紅葉の名所で、もみじ祭りは毎年たくさんの人でにぎわう。

地元住民が植えた約500本が紅葉
 国道27号、京丹波町升谷橋の交差点から府道12号に入り約15分。
大野ダムは美山町を東西に流れる由良川水系美山川の下流、町の西端にある高さ61.4mの重力式コンクリートダム。
1961年に京都府で初めての治水と発電を目的とする多目的ダムとして造られた。

紅葉は気温が急激に下がる11月、ダムやダム湖「虹の湖」一帯に地元住民が植えた約500本のモミジと周辺の山々のモミジがみごとに色づく。
灰色のコンクリートと紅葉の赤、そしてダム湖の青が一緒になって作りだす光景はとても美しい。

散策路やパターゴルフ場も整備
 大野ダムでは、紅葉を眺めながらいろいろなことが楽しめる。ダムを取り囲む天然芝の大野ダム公園はピクニックに持って来い。
子どもたちに大人気のアスレチックもある。
「ダム湖百選」に選ばれる虹の湖は見ているだけでも美しいが、ダムをスタート・ゴールにその周りをめぐる全長5.7のウオーキングコースが整備されている。その途中には天然芝の本格的パターゴルフ場(8ホール3コース)もある。
ただ、ダム湖のレンタルボートは台風18号による被害のため営業していない。


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11月16日(土)・17日(日)
もみじ祭り
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「もみじ祭り」は今年で25回目
 見ごろに合わせて地元の人たちが「もみじ祭り」を開いている。
第25回となる今年は11月16日(土)・17日(日)の予定。
 16日は午前9時から。
「錦秋の虹の湖ウオーク」で始まり、じゃんけん大会(同11時)、大野ふるさと太鼓(午後1時)や大野にじの子太鼓(同3時)。
17日は午前10時のサバイバルクイズでスタート。
フォークソング(同11時30分)、雄進浩の太鼓(午後1時)。
同2時30分から大野ダムの名物鍋「ふるさと鍋」の振る舞いがあり、同3時30分からなつかしの名曲「美山町音頭大踊り」でフィナーレを迎える。
期間中、美山の特産品・手作り食品、新鮮野菜の販売、「手作りグルメ街道」や名物食堂「もみじ亭」なども出店する。
問い合わせはTEL0771-75-9110(大野振興会)まで。
開催期間中はTEL0771-75-2808。
取材協力:大野振興会


 

 

周辺の紅葉名所を訪ねる

※イベントなどは天候や主催者の都合で
変更になる場合があります



 福知山市奥野部にある臨済宗南禅寺派の名刹長安寺は、豊かな自然に囲まれた静かなお寺。
四季それぞれに美しい姿を見せるが、とくに紅葉の季節がすばらしいことから丹波を代表する「もみじ寺」と称されている。
境内のモミジが色づきはじめると、たくさんの人が参拝に訪れる。
11月10日(日)には恒例の「もみじ祭り」が開かれる。

 室町幕府を開いた足利尊氏生誕の地と伝えられる綾部市安国寺町の安国寺は、秋の紅葉が美しい由緒あるお寺。
辺りには、産湯の井戸や尊氏、母・清子、妻・登子の墓と伝えられる3基の宝篋印塔が残されている。
紅葉が見ごろを迎える11月17日(日)には「もみじ祭り」が開かれる。


 JR綾部駅から南東約800mにある大本本部(綾部市本宮町)。
市街地にありながら豊かな自然が広がる神苑は市民の憩いの場として親しまれている。
秋の紅葉も美しく、見ごろに合わせて「綾部もみじまつり」が開かれる。
今年は11月22日(金)~24日(日)に実施。
夜間ライトアップ、音楽祭、野点、特産品販売などが行われる。

 舞鶴を代表する紅葉名所は何と言っても同市鹿原の金剛院
この寺は、平安時代初頭に高丘親王によって開かれ、白河天皇が中興したと伝えられる古刹。
三重塔、本堂、雲山閣などが、燃えるような紅葉に包まれた姿は見事で、三島由紀夫の「金閣寺」にもその様子が描かれている。


 兵庫県丹波には紅葉の名所がたくさんある。最も有名なのが「丹波紅葉三山」。
丹波市青垣町の高源寺、同氷上町の円通寺、同山南町の石龕寺である。

 11月3日に山開きを迎える高源寺では、参道沿いに続く約200本の天目カエデが色づき、紅葉のトンネルをつくる。その光景に魅せられた作家の水上勉は「誰もが訪ねる大徳寺の石畳や、大原三千院の参道など美しいけれど、高源寺に比べると、やはり都の寺だ。足もとにもおよばぬ」と評している。
11月3日(日・祝)~10日(日)はライトアップを実施。10日にはイベントも予定している。
 
 円通寺は、南北朝時代の1382年、将軍足利義満が後円融天皇の勅命により創建した名刹。
広い境内一帯で紅葉が見られるが、あでやかな高尾モミジが池の水面に姿を映す光景は、美しさをよりいっそう際立てている。

また、足利尊氏とその子義詮が身を寄せたという石龕寺は、山あいにひっそりとたたずむ寺で、紅葉も風情がある。
中でも本堂からの眺めは絶景で「ひょうご風景百選」にも選ばれている。
11月17日(日)には、円通寺、石龕寺で、それぞれもみじまつりが開かれる。

 丹波市観光協会では、
丹波のもみじの名所10カ寺を案内するスタンプ帳を発行。
観光案内所、道の駅などで手に入る。






長安寺……福知山市奥野部577/TEL0773-22-8768/9:00~16:30
         入山料300円、中学・高校生100円
安国寺……綾部市安国寺町寺ノ段1/TEL0773-44-1565
大本本部…綾部市本宮町/TEL0773-42-0701(綾部商工会議所)
金剛院……舞鶴市鹿原595/TEL0773-62-1180/9:00~16:00
         拝観料200円
高源寺……丹波市青垣町桧倉514/TEL0795-87-5081/8:30~16:30
           入山料300円、小中学生100円
円通寺……丹波市氷上町御油983/TEL0795-82-8210(ひかみ観光案内所)
           9:00~16:30/入山料高校生以上300円
石龕寺……丹波市山南町岩屋2/TEL0795-77-2345(さんなん観光案内所)
           9:00~17:00
           入山料300円、中学・高校生100円