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ほっこり、あったか
但馬の湯めぐり


 兵庫県北部の但馬地方にある温泉といえば城崎温泉や湯村温泉がよく知られている。でも、それ以外にも「温泉王国」と言っていいほど、たくさんの温泉がある。秋が深まり温泉が恋しくなる季節、ドライブがてらに但馬のいで湯をめぐってみた。

こたついらずの湯、「七釜温泉」

 湯村温泉の近くに「七釜(しちかま)温泉」というおもしろい名前の温泉がある。浜坂温泉郷と呼ばれる3つの温泉地の一つで、泉質はナトリウムやカルシウムを含んだ硫酸塩高温泉、泉温は50.4度。「こたついらずの温泉」と言われ親しまれている。
 「七釜」の地名の由来は諸説あるが、大きくは「塩釜説」と「古墳説」の2つ。昔、このあたりは入り江になっていて、塩をたいた釜が7つあったから。古墳説は、点々と存在する墳墓が釜のように見えたからという。
 

 七釜温泉の中で100%源泉かけ流しの日帰り温泉が「ゆ~らく館」。心地よい風と木々の香りにつつまれたのどかな田園風景の中に、名前の由来にちなんだ露天釜風呂をはじめ石風呂、桧風呂、多目的風呂など10の浴槽と足湯、研修室、世界ジオパークに指定される山陰海岸国立公園などを紹介する自然環境展示ホールなどがある。


美肌の湯、出石温泉館「乙女の湯」

 出石といえば「但馬の小京都」、名物の皿そばで知られているが、いい温泉もある。市街地から車で約5分の出石温泉館「乙女の湯」は、泉質が日本三大美人の湯、龍神温泉(和歌山県)と似ていることから名づけられたという。ナトリウム―炭酸水素塩泉、重曹泉特有のヌルヌル感が心地よい美肌の湯は、女性にとても人気。改修工事のため休館していたが、11月1日から再び営業を開始した。


まさに兵庫の秘湯、「黒川温泉」

 標高500mの奥深い山の中、石積みのロックフィルダム「黒川ダム」のふもとにあるのが黒川温泉。北隣にある名刹「大明寺」の花園から湧き出たという言い伝えが残る山あいのいで湯で、泉質はアルカリ性単純泉。湯あがりには肌がしっとりすべすべになることから、こちらも「美人の湯」として名高い。食事処では年中、天然のシシ肉を使った名物の「ミニぼたん鍋定食」が味わえる。

 

祝10周年
但馬の湯めぐりスタンプラリー実施中


来年2019年6月30日(日)まで
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 日帰り温泉ブームが始まった頃、但馬エリアにある天然温泉を訪ね、その土地の見どころや味を楽しんでもらいたいと始まった「但馬の湯めぐりスタンプラリー」。10周年を迎えた今回は11の温泉が参加、来年2019年6月30日(日)までの期間で実施している。
 参加する温泉や観光施設などにある専用の台紙を手に入れ、温泉を回ってスタンプを集め、11すべての温泉のスタンプを集めると「オリジナル夢めぐりタオル」がもらえる。さらに抽選で国内旅行クーポン券(ペア3組)、USJ招待券、特選グルメ、地域特産品など豪華賞品が当たる。例年500人以上が完全制覇しているという。

 

問い合わせ先「山陰但馬温泉協議会」事務所
TEL0796-83-1526(七釜温泉「ゆ~らく館」)

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