酒造業 白杉 悟さん

 

酒造業
白杉 悟さん

 

丹後ならではの酒造りを

 江戸時代の1777年創業、丹後を代表する酒蔵の一つ、京丹後市大宮町の白杉酒造。その11代目蔵元の白杉悟さんは、「結婚を機に27歳で酒蔵を継ぎました。当時は、1975年頃をピークに減る一方の日本酒の消費が底をついた頃。悪い中でどうして行こうかという時代でした」と振り返る。
 酒蔵を改装しカフェを設け(休業中)、自らは杜氏として、この蔵ならではの酒造りに励む。そこで着目したのが食用米として高い評価を受ける丹後産コシヒカリ。「食べておいしいお米でおいしい日本酒を造りたい」と思った。
 食用米は酒米と比べ、うまみはあるものの雑味が出やすい。また、粘りが強く作業効率が悪い。白杉さんは、酵母や発酵時間などを工夫し、独自の醸造技術を確立。一昨年、丹後産コシヒカリを使った純米吟醸酒を商品化した。
 「コシヒカリならではの、きめが細かく軟らかい口当たりが評判で、京阪神での消費も伸びています。その味わいとともに、それを育む丹後の魅力も伝えることができれば」と白杉さん。
 現在、最盛期を迎えている今年の仕込みから、すべて丹後産コシヒカリなど食用米を使っている。



丹後産コシヒカリで作った「白木久」をはじめ商品の数々。京丹後市大宮町周枳。
TEL0772-64-2101





情報は、いずれも2016年1月23日号発行のものです。