木工作家 小泉 匡さん

 

木工作家
小泉 匡さん


木と風と音がライフワーク


 12~15世紀に用いられた小型のパイプオルガン「ポルタティフ」や、木を曲げて作るオーバルボックス。珍しい木工作品を手がける木工作家の小泉匡さんが今年4月、丹波市氷上町朝阪の自宅で自由工房風箱を立ち上げた。  神奈川県横浜市出身。「中学時代、音楽の授業で初めて聴いたパイプオルガンの音に魅せられた」と言う。専門学校を卒業後、横須賀のパイプオルガンを作る会社に勤務。木工と出合った。  「部品作りなど仕事を重ねるうちに、木工の知識、経験のなさを痛感した」と言う。その後、福知山の職業訓練校で家具・木工の勉強ができることを知り、丹波にやってきた。  「一から勉強してみて、勤務会社でやっていたことの意味が分かるようになった」と話す。卒業後、2011年から4年間、丹波市柏原町の丹波年輪の里の指導員として働き、今春から本格的に創作活動を始めた。工房名は、パイプオルガンの心臓部「風箱」からとった。  「人の手の可能性、木と風と音をライフワークとして物づくりをしています。クラフトイベントやワークショップ、展示会などに参加し、多くの人に見てもらいたい」と話す。


 楽器、オーダー品のほか、いす、ペンケース、玩具など、日頃使う木製品も作る。
上の写真で小泉さんが手にするのが「ポルタティフ」

 

  

 

情報は、いずれも2015年11月28日号発行のものです。