陶芸家 大上 伊代さん

 

陶芸家
大上 伊代さん

“おどろかわいい” 人形に魅せられて
 日本六古窯の一つ、篠山市今田町の丹波立杭焼の窯元「大熊窯」に生まれた。さぞ早くから陶芸を、と思いきや、本格的に始めたのは京都市立芸術大学に進んでからという。  「もともとイラストを描くのが好きで選んだ芸大でしたが、自然な流れで作陶をするようになった」と話す。
 丹波焼では数少ない女性の陶芸作家。普段は食器や小物を中心に作っているが、その一方で日本の縁起物や神様 仏様、「百鬼夜行」に登場する鬼や妖怪などから着想を得た人形も作る。
 「小さい頃から妖怪のようなおどろおどろしい生き物が大好きで、それが陶芸とうまくマッチしました。ユーモアやかわいらしさがある“おどろかわいい”作品が目指すところ」と話す。
 各地で企画展に参加し公募展にも出品する。今年7月に神戸ビエンナーレ2015現代陶芸コンペティションで入選。8月に高島屋京都店美術画廊でのグループ展に参加。来年5月には神戸で初めての個展も控えている。
 「丹波焼の魅力は伝統を守りつつ時代によっていろんなものができていくところ。その名に恥じることのない作品作りをしていきたい」という。


 作業中の大上さん。10月17・18日の両日、立杭では「第38回 丹波焼陶器まつり」が開かれる

 

 

 


 

情報は、いずれも2015年9月19日号発行のものです。