新槐樹社展で内閣総理大臣賞 森畑 哲夫さん(76歳)

新槐樹社展で内閣総理大臣賞 森畑 哲夫さん(76歳)

常に向上心を持って

 美術公募団体・新槐樹社の第57回新槐樹社展(2013年)で、自らの心を描いた作品「風のかたち」が最優秀の内閣総理大臣賞に選ばれた。
 「絆をテーマに現代社会の中で薄れがちになっている人と人とのつながりの大切さを絵にこめました」
 本格的に絵を描き始めたのは、大阪で会社勤めをしていた40歳のころ。当時、指導を仰いだ大江町在住の大槻博路氏との出会いをきっかけに、同展へ出品を始め、50歳で会社を退職し、この町で第二の人生をスタートさせた。
 「絵を始めたのも、ここに移り住んだのも人間性を回復したかったから」と言う。移住後は、夫人で画家の三家明子さんと画廊喫茶を営み、それぞれ絵画教室も開いている。
 「絵を描く上でも、たくさんの人とふれあうことは大切。人との出会いによって絵は変わる」と森畑さん。だから49回展の新槐樹社賞、54回展の文部科学大臣賞、そして今回の受賞は、一人で成し得たことではないと言う。
 「今後は次の世代の人を作っていくとともに、自分自身は常に向上心を持って絵と向き合っていきたい」
(福知山市大江町南有路1475)


内閣総理大臣賞に選ばれた「風のかたち」(194cm×162cm)。
無数の丸を重ねてつながりを表現している